今日は、ヤドカリくんの玉を作成しました。
今まで作りためた、ヤドカリくんパーツと、背景側のパーツ、その他フリット、ムリーニなどの準備をします。
パーツをきれいに洗って、拭いて、電気炉に並べたり。
一通りやっていると、午前が終わりまして。
午後、玉の作成にかかりました。
徐冷用の電気炉(フュージング用の大きな方の電気炉)を、ON!
余熱用の電気炉(フュージング用の小さな方の電気炉)も、ON!
というわけで、余熱用の電気炉が、温まった後、製作開始!
ああして、こうして、1時間20分後、1個目、完成!
徐冷用の方に入れようとしたら、冷たい。
なに?このプロコンが示している、490℃の表示は!
あ。
右と左の電気炉間違えた。
左の電気炉には、とんぼ玉をステン棒ごと入れて、固定できる台を入れていて、冷え冷え。
右の電気炉には、棚板さえ入っていなくて、490℃。
同じ電気炉を、2台、プロコン一つを差し替えながら、使っているため、間違えたのです。(TT)
しまった!(TT)
こんな失敗は、初めてです。
ホンマに、凡ミス。
しかも、痛恨の!
出来上がった玉を、どうするんだい!
モレッティで、この大きさでというと、徐冷材では、冷めた時に、まあまず割れる。
右の電気炉を切って、ふたを開けた。
とりあえず、玉は、バーナーで温め続ける。
また、電気炉のところまで歩いて行って、左の電気炉から、こまこまとした、棚板他の「台」のための部材を取り出し、皮手袋をつけて、まだ、270℃くらいを指している電気炉の中に、台を並べた。
たぶん、熱さは、何とかセーフだったんだろう。
夢中だったので、熱いと思ったか、そうでもないと思ったか、覚えてない。
右の電気炉のふたを閉めて、電源をもう一回入れる。
バーナーの前まで戻って、玉を、バーナーで温め続ける。
まあ、製作中に気に入らない所を修正したりしていると、余分に15分~30分、余分にかかることもある訳で。
そんなもんだと思えば良いさ。
10分強あぶっていると、電気炉は450℃に。
この温度なら、玉をちょっと熱めにしておけば、割れないさ。
というわけで、電気炉に、入れた。
その後、電気炉は、490℃まで上がると、温度をキープし始めた。
アホや~、私。
とりあえず、ちょっとお茶を飲んでから、2個目。
2個目も、割と良い感じにできたんでない?
徐冷用の電気炉に入れる。
その時にちらっと見た感じでは、1個目、たぶん割れてないと思う。
たぶん。
さらに、1時間余りで、3個目完成!
電気炉に・・・・・
って、なんで、360℃?
え~?(TT)
プログラム、間違えた?
もう、キープの時間が終わってしまった?
どうする?
3個目の、完成品。
360℃の中に入れるわけにはいかない。
しかも、すでに入っている2個も、アニール・ソーク(徐冷温度で長時間キープする過程)も、アニール・クール(キープした温度から、ガラスが内部的にも動かない温度を下回るまでの間、ゆっくりゆっくり、温度を下げる過程)も、全然足りてない。
3個目もピンチ!最初の2個もピンチ!
ああ!(TT)
テンパりつつ、3個目を、バーナーでもう一回、暖める。
電気炉の、プログラムミスだろうと思ったので、あわてて、490℃まで上げて、キープするように、プログラムをやり直す。
で、3個目を、もう一回、バーナーで温める。
でも、電気炉の温度が上がってこない。
おかしい。
しまった!
フューズ飛んだんや!(TT)
最悪!
フューズを入れ替える作業、3個目の玉を持ったまま、とてもできない。
しかも、フューズ入れ替えて、温度上げてから、3個目の玉を入れるなんて、時間的に、とんでもない。
それに、交換用フューズどこ?
テンパりつつ、3個目を暖めるものの。
その間にも、電気炉の温度は、下がり続けている
そうか!
左の電気炉(使ってない冷たいほうの)の、フューズを抜いて、右の電気炉に、入れ替えよう。
あ~!
プラスドライバーがなかったんや!
こないだ探したとき、なかった。
いつもと違うところに、しまってあるに違いない!
その前に、3個目。
ふと気づくと、余熱用電気炉は、450℃。
余熱用電気炉の棚板は、14センチ角。
今、持っている3個目の玉のステン棒は、25センチ。
無理、入らん。
いや、ステン棒、酸素バーナーの炎で、焼切ろう。
↑昔、そうして、小さい電気炉で徐冷してたのを思い出した
余熱用電気炉が、490℃になったところで、ステン棒4ミリを、焼切って、3個目の玉を電気炉に入れる。
きっと、3個目は、ちゃんと生き残るはず。
弟に電話して、プラスドライバーの場所を聞いた。
あった。
というわけで、フューズを入れ替え。
右の電気炉に、フューズとふたを刺したら、蓋をプラスドライバーで占める前に、電源が入る音がした。
ほっ!(TT)
その時、温度計、260℃。
温度が上がり始めた。
とりあえず、この時点で割れてなければ、少し長めに、アニール・ソークをすれば、割れずに、無事出来上がるはず。
が、不用意にあけると、そのせいで割れてはいけないので、中身は確認できず。
490℃に上がった直後、キープはせずに、一度切って。
アニールソーク長めの、徐冷のプログラムを入力して、電源を入れなおした。
執念で、何とか、電気炉に入れました。
費やした時間は、今日だけじゃないんやもん。
それまでの、長い時間が、全部ダメになるってことやしねえ。
さて。
無事、出てくるでしょうか?
今から、電気炉の電源を切りに、仕事場に行きます。
まだ開けられないので、結果は、明日にならないとわかりません。
割れてませんように。
関西人の血が、ネタにせずにはおかなかった・・・・・・
絶体絶命の、ハプニングでした。(TT)