数年前、フィリピンに、超大型台風が上陸したことを、覚えておられるだろうか?
その規模の物が、やがて日本に来ても、何ら不思議はないという話があった。
今回、海水温が高く、大きく発達しやすい条件がそろっていた。
気圧配置の関係から、ほぼ、真南からやって来る。
通常台風は、陸を通る時に、山に当たって雨を降らせ、それによって、勢力が衰える。
が、海水温が高ければ、そこから蒸発する水蒸気でエネルギーが供給されるため、威力が大きくなる。
今回のように、ほぼ、陸を通らないコースで上陸されると、ホンマにフィリピンのようなことになりかねない。
しかも、足が速い分、風が吹く時間は短いけど、瞬間的に吹く風の威力は、その分増幅されかねない。
いよいよ来たと思った。
それは、今回ではなく、20号の時に。
大きい。
しかも、陸地をほぼ通らず、紀伊水道を抜けて、直撃してくる。
こないだ、既に震え上がっていた。
そして、今回は、それよりも、ずっと勢力が強いんだ。
どうしよう。
暴風で、避難勧告が出たら、母を連れて、どこへ避難したら良いんだい?
刻々と、近づく台風の、時刻をずっとチェックしていた。
予報円が小さいので、時刻が読めてきた。
母が、病院で透析を受けている間が、最も強くなるらしい。
が、行きに暴風が強くなっていたら、朝から、母を連れて病院に行って、一回のラウンジで、台風をやり過ごそう。
私自身が動けなくなったら、病院のラウンジで本でも読みながら、通り過ぎるのを待とう。
でも、木造家屋の自宅に何かあったら、ランをどうしたら良いんだろう?
悶々としていた。
そのせいか、月曜の午後、うっかり左折で出た時に、バスの前に割り込んでしまい、7000円と2点と、さよならする羽目になってしまった。
こんなにビンボーな、ヨレヨレの自営業を、こんなところで捕まえるなよ!
こんな小ネタで、たまたまお巡りさんが見てるなんて、運が悪すぎ。
しかも、縄跳びでも入るのが苦手だった私は、日ごろは、かわいそうなくらい、待って待って、のろのろと出る人なのに。
いっつもこんな運転してたら、そのうち事故するとか、言われるし。
エエ、エエ、妨害したのは事実ですよ。
日ごろ、あんなにトロくて、ノンビリなのに、しょっちゅう前に割り込まれているのに。
口は回るけど、運動神経は、めっちゃ残念なことになっているというのに。
私の日ごろの運転を、そりゃよくご存じで。
も~どうとでも言うてくれ。(TT)
ま、そんな7000円、厄払いだと思って、くれてやる!
って、速攻で払ってきた。
ああ。(TT)
とまあ、そんなこんなで。
今日、午後2時ごろに、台風21号は、神戸あたりに上陸したらしい。
その1時間前、午後1時ごろには、ウチの近所に暴風域がかかり始め。
午後3時ごろには、ウチの近所よりも、少し東を中心が通過したらしく。
午後4時ごろには、かなり北に抜けていた。
今日は、母の透析日で、午後1時ごろに、ワンボックスタイプの送迎車のお迎えが来る。
で、すぐ近くなので、5分後には、もう病院に入ろうかとしている感じなんだけど。
病院に電話して、1時間前に、母を私の車で送って行った。
↑母の預金で、車いすの乗る中古のタントスローパーに買い換えたのだ
まだ、強風域の中で、雨もそんなに強くなかったから。
トイレも済ませていたので、病院で1時間長めに待っていてもらうことにして、家に帰った。
透析終わりの予定が、5時半ごろなので、その頃には、台風は去っているはず。
ただ、ウチの庭が、じゅるじゅるなので、小回りが利いて玄関先に寄せやすい私の車でお迎えに行くことにして、それも、病院に伝えて置いた。
で、お迎えの頃には、台風が去って、すっかり静かだった。
母を迎えに行く直前、すぐそばの工房に寄って、前回雨漏りしてしまったか所や、窓ガラスをチェックしたけど、異常はなかった。
今回は、ホンマに何事もなくて良かった。
前回、20号は、姫路付近に上陸した。
今回、21号は、神戸付近に上陸した。
このコースが、運命を分けたらしい。
前回の方が、台風自体の威力は弱かったけど、コースの違いで、前回の方が風がきつかった。
加古川の生徒さん、神戸市西区の生徒さん、小野に住んでいる私。
みんな、風が強くて怖かったと言った。
家、揺れたもんなあ。
夜中だったけど、目が覚めて、本当に怖かった。
前のは、台風の中心より、私たちの地域が、すぐ東側だったのだ。
台風がすぐ西にある時、台風から吹き込む風は、すぐ東では、南から北向きに噴き込む。
台風の進路自体が、北北東、ほぼ北に向かっているので、南風が増幅される。
今回は、神戸に上陸して、ウチの地域のすぐ東を通った。
台風の中心より西側の私たちの地域は、台風がすぐ隣にいるとき、台風から吹き込む風は、北から南へ噴き込む風になる。
台風自体は、北北東に向かう。
なので、打ち消し合う形になる。
厳密に言うと、北北東に向かうということは、西から吹く風も、少し強められる。
通り過ぎてしばらくして、やや西風が強く吹いていた。
というか。
今回は、3時ごろ、どうも、大きな台風の目の中にすっぽり入ったのか、やけに静かだった。
勢力が大きい分、目も、大きかったのかも知れない。
むしろ、暴風域に入った直後、母を送り届けた後、家に帰って来てほどなくした時に、一回、強い風が吹いて、家が揺れた。
さて。
過ぎ去ってみれば。
大阪が大変なことになっていた。
目より少し離れていて、中心より東側のエリア。
しかも、今回は、北へ向かうスピードも速かったので、きっと、その分、強かったんだろう。
向かいのビルから飛んできた看板が、ユニクロのウィンドウに突き刺さって、ガラスが割れていた。
が、真ん中にかなり大きな看板が激突していたけど、一枚丸ごと粉々になっていた訳ではないので、それなりに飛び散らないガラスが入れてあったのかも知れない。
あれを見ると、工房の窓に、板打ち付けたくらいでは、アウトかなあと思う。
車も横転しているし、足場も崩壊しているし。
威力の強さに、来る前からビビッていたのは、きっと大袈裟じゃなかったんだと思う。
コースが少し、東にそれてくれたおかげで、この辺は助かったんや。
工房に関していうと、南からの風がもろ当たる窓が一枚ある。
工房を立てた当初、南に何も建物がなくて開けていた時、開放的だったけど、怖くもあった。
今は家が建てこんだけど、その窓と、相方の位置の窓を開けると、そこが風の通り道(ダイビングで言うとカレントやな)になっていて、良い風が抜ける。
南から来る台風では、けっこう、弱点になるかも知れない。
とりあえず、今年中に、対策します。
後は、自宅。
木造家屋なので、丸ごとべきべき飛びかねない。
特に、私の部屋がある方の建物は古いし、細長い。
シャッターが、一番南の窓一つについているだけ。
飛散防止フィルムが売り切れていて、窓4つには付けたけど、あと1つはまだ。
ああ。
どこまで?
ダメなら、避難かしらん。
でも、ランは連れてはいけないのだ。(TT)
でもなあ。
母連れて、どこへ避難したらエエねん。
夜なら、ベッドがないと、地べたに寝たら、車いすまで起き上がるのが困難。
夜中にトイレに行きたくなった時、他の人の力を借りないと、地べたにお布団で寝たら、車いすに座らせることができないんですよね。
で、車いすが入れるトイレが必要。
しかも。
割れにくい窓のある、台風に安心な避難所が、果たしてどのくらいあるのか?
本体がコンクリートで強固な建物なのに、ガラスがちゃちくて残念!
なんて、中途半端に使えない設備ってことやん。
ウチの近所は、水害での避難は必要ない。
なので、地震の後か、台風の最中。
どっちにしろ、ガラスがちゃちくては、使い物にはならないってことやもんね。
そうだ。
個人的に知りあいになった市会議員さんに、避難所のチェックをお願いできないかなあ。
古い町から出てないので、しがらみがなくて、自分の町内以外の問題でも、ちゃんと話を聞いてくれると、従姉が言っていた。
ウチの近所だけじゃなくて、市内全域の避難所。
とか、思いつきはするけど。
いざとなると、億劫。
↑おいおい
とりあえず、家と工房、できる対策はしようと思う。
↑工房には、相当壁をやり変えないと、シャッターはつけられないことが、既に判明。
↑↑他の方法を考えます
前回の20号の時、母は、やけにしんどいと言っていた。
父は、台風が近づいてきて、状態が悪くなり、激しく嘔吐を繰り返して、それで亡くなった。
台風が来ると、何かある。
気圧が下がるせいで、古傷が痛む人もいる。
気圧がさがると、血管が拡張して、血圧が下がるのか。
血圧が下がっても、健康な人なら、拡張した広い血管の中を、十分な血流があれば、隅々に循環する可能性がある。
血管が硬い場合、血圧が変に下がると、末端部やら、他の場所でも血流が行きわたりにくい個所があったとしたら、そこへの血流が下がるんじゃないだろうか?
まあ、父が亡くなって以来、台風は、何かある気がして、体力面でも嫌なんです。
今回は、母、何ともなくてよかったです。
それにしても、弟の会社。
認識、甘すぎやな。
コースがずれてたら、危なかったと思う。
危機管理能力が、疑われるってもんやわ。
ぶつぶつ。
いやいや。
公務員の生徒さん。
いつ呼び出されるか、ハラハラするって言うてはったけど。
公務員とはいえ、首長、もっと、公務員自体の安全を、守って欲しいもんですよ。
住民のために尽くすにしても、本人に危険あるのは、NGでしょう。
ま、クレーマー体質のリケジョ崩れは、うるさいんです。
すみません。