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とんぼ玉作家ガラスのさかなの「タワゴト日記」

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洗って、洗って

 さて。
 この頃、やっと安定してきたつぼみ玉ですが。
 やはり、いろんな失敗が、まだまだあります。

 まずは、先に作っておいたつぼみを、玉に入れるとき、つぼみの周りの透明と、その後からつけた透明のあいだに、白い膜が入ってしまう。
 サタケガラスの場合、冷めかかったガラスの上に、とけて柔らかいガラスを乗せると、その部分に膜が入ってしまうというのは、良く知られた現象です。
 そのため、電気炉で予熱しただけで、まだまだ温まっていないつぼみを、炎で焼いてから入れていますが・・・・・・
 それでも、ダメなときは、ダメです。

 つぼみは、石鹸で洗っています。
 それが正解かどうかは、分かりませんが。
 ↑石鹸成分の中には、ナトリウムって入ってなかったっけ?って、勝手な思い込みによる
 後は、手の皮脂が付いたかもしれないのを、落とすため。
 やらないよりは、やった方が、結果が良いような気がします。

 が、作ってから、日数がたってしまったつぼみは、洗っても全くダメです。
 ブダイの仲間が、夜寝るとき、一枚膜を張りますが、ちょうどそんな感じ。
 くっきり、境目が浮かび上がるくらい、きれいに膜が張ります。
 ああ・・・・・・(TT)
 もしかして、作ったつぼみをしまうときに、きれいに洗って皮脂を落とし、余計な汚れがついたりしないように、清潔で安定的な物質でできた容器に密封でもしないといけないのだろうか?
 というか。
 だったら、酸化した皮脂もこっきりと落とせる、マジックリン洗浄なんてのは、どうだろう?
 手が荒れそうや~
 ↑何の作業か、分からんで・・・・・・(^^;

 といっても、そこまでする元気はないので、新鮮なうちに使うことにしました。
 ホンマに、分からないことは、いろいろあります。

 そういえば、この頃。
 季節の変わり目で、バーナーの炎の調子が変わるのに、敏感になった気がします。
 世間が暑くなると、カセット式バーナーのガスが、勢い良く出ます。
 エアバーナーの空気は、冬場よりも、夏場の日中の方が、同じ圧でも、酸素が薄い気がします。
 絶対と言い切るほどの自信はないのですが。
 いや、やっぱり、自分の中では、変わってると、確信に近いものを感じるこの頃です。

 なので、うっかり使っていると、急に、透明(白スキ)の玉の表面が、泡を吹き始めたりしましてねえ。
 一時、サタケの白スキは、少々無茶に使っても、ずっときれいと思っていた時期があったのに。
 この頃、何だか、炎に敏感に反応している気がします。
 ↑ここは、確信ではないんだけど
 まさか。
 トシのせいで、私の手の皮脂が、酸化しやすい皮脂になってしまっているのだろうか?
 い~や~!(TT)
 いや、その前に、トシのせいか、皮脂の量が減っている気はするんだけど。(^^;
 考えたくない方向性かも。

 何にしろ、透明が泡を吹いたり、膜が張ったりと、基本的な技術面での失敗は、なくしていきたいもんです。
 きっと、鉛ガラスの失透のしやすさは、足が長いという性質故のような気がして。
 それでも、作るものによっては、しゃぶしゃぶとコチコチの間を行き来する足の短いガラスよりも、ねっちょ~っとしてくれているからこそ、作りやすい物もあるわけで。

 ま、しょうがないかなあ・・・・・・(^^;
by glass-fish | 2010-06-11 01:18 | とんぼ玉・ガラス