溝の上に、網網の金属製の蓋が乗っているの、グレーチングっていうんでしたっけ?
前に飼っていた、愛犬しろちゃんも、最近やってきたおちび犬ランちゃんも、この上を通りたがりません。
ま、当然やな。
足のサイズからして、網目の中に、すっぽりと足が落ちそうやもんな。
子供のころ、ロケット型のジャングルジムの床部分がまさにそんな感じで、保育園児の足ではスポッと抜けそうで、怖かったっけ。
しろちゃんは、成犬になってから、ぴょんと飛び越えていました。
が、ランちゃんには、まだ無理。
田んぼの周辺にある、アスファルトの道を横切る溝というのが、結構あります。
水田には、水を引き込む水路は付き物ですからねえ。
その場合、溝には、端から端まで、グレーチングの蓋。
すると、最初は、播州弁で言うところの、「どおばって、動かへん」状態になります。
前足を踏ん張って、引っ張っても動きません。
まれに、一番端の部分が、穴の開いていない台形のスチール製の板で塞いであったりしますが。
ここを通れと、1回教えた。
すると、それ以外のところでも、端っこの穴の開いてないところを探して通るようになった。
なんて賢いんや!
そうそう、思いっきりヨシヨシやな。
ヨシヨシしてやると、得意げに尻尾を振っています。
さて、端っこまでグレーチングしか渡していない溝の前で、動けなくなったランちゃん。
抱っこをして、超えさせた。
立て続けに、3回ほど。
そしたら、リードをくわえて、ガルガルと怒り出した。
「できるのにぃ!あたち、できるのにぃ!」ってとこでしょうかねえ。
そないに怒りなや、大きなったら、飛び越えられるから。(^^;
と、その話を、犬好き仲間の生徒さんに話すと。
「溝の前で、『ジャンプ!』って言いながら、リードを引っ張って、上手く飛べたら、褒めてやると、今度から『ジャンプ!』の指示で、飛ぶようになりますよ。」
なるほど!
やってみよう!
ところが、ランちゃんは、ちょっとしたくぼみを飛び越えるときには、ジャンプではなく、いつも、ぴょんこ!って、指示しているので、そっちの指示でやってみるか、ってことで。
よし!
グレーチングの前で、リードを引っ張ってみた。
引っ張られるので、前に行くしかないやんか。
そしたら。
咄嗟に、グレーチングの、縦横がクロスした「+」になったところに、前足を乗せて、歩いて渡ってしまった。
偉!
思わず、ヨシヨシ~!って、顔をグニュグニュしたら、得意そうに尻尾を振った。
それ以来、ランちゃんは、少々幅の広いグレーチングでも、「+」を踏んで、歩いて渡るようになりましたとさ。
いろいろやらかしてくれるので、「やっぱり、アホかな?」と、弟に言わせてしまったラン。
ホンマは賢いんちゃうん?
時々、ある場面で、構って欲しくて、上手いことこっちの同情を買おうとしてるんちゃうんか?って、思うことがある。
やっぱり、一筋縄では行かんで、ランちゃんは。(^^;
↑今日も、悪さをして、怒られました
↑↑ウンチ食っといて、チーズをくれとおねだりしました
大方、生後3ヶ月になるので、そろそろ、ちょっと厳しく育てようかと、思案中。