この頃めっきり、ガラス関係のメイキングの本を買わなくなっていました。
昔は、端から買っていました。
以前書いたかもしれないけど、初心者の頃から、本を見つけたら買っている人で。
材料屋さんのお姉さんと、そんな話をしていると。
「やはり、プロでされている人は、そうおっしゃる人が多いですよ。どんなにわずかでも、貴重な情報ですからねえ。」
「じゃ、端から買ってるのは、間違いじゃないってことですよねえ。」
↑プロには、程遠かったけど
とまあそんなこんな。
昔は、本は高いものでした。
↑10年位前っていう意味です、飽くまで(^^;
専門書というか、発行部数が少ないからというか。
2000円台なんかで、買えなかったです。
洋書も、高かったし。
材料屋さんの資料としておいてある本が欲しくても、もう入手できなかったり。
その点、この頃のメイキングブックは、結構至れり尽くせりの割りに、安くなりました。
発行部数が多くなったから?
話が逸れました。
そうそう、本を買いまして。
ほるぷ出版の「とんぼ玉のアクセサリー」という本です。
サタケガラスのサイトで、目次などが書かれていて、それを見て、速攻「買う!」って、心に決めた私。
気になるところが、一箇所でもあれば、基本、買うです。
情報にどれだけお金を払うかは、その人の考え方ではあります。
私はどうかと言われると。
まあ、好きだからでしょうねえ。
現実的に、何かに活かせるものか?っていう基準ではないです。
気になって見たいと思うことは、やはりいろいろあって。
そのワクワク感は、お仕事になっていない、ホンマに好きっていう一心で、楽しくてしょうがなかった頃と、何ら変わってないかも知れません。
それでも、何を見てもそう思えるってことでもないので、買わなくなっていた、なんですが。
買ってみて。
ワクワクしています。
最初の方の、アクセサリーの仕立て方は、こういう小さな玉をたくさん連ねたネックレスを作ってみたいと思っている人にとっては、練習のためのお手本というか、自分なりのものを作るための叩き台みたいなものになると思います。
こういうものがあると、漠然とどこから手をつけて良いのかみたいに感じている人の入り口として、良い感じでしょう。
↑小さなのを作るのに向いてないので、自分では無理やなあと思うけど
興味ありそうな生徒さんに、勧めてみよう。
さて、次のワクワクポイントは、買う!って決めた動機の部分です。
インケース。
この頃、ペーパーウェイトの情報が出回るようになって聞くようになりましたが。
ピンポイントで、磯谷さんのメイキングを見てみたかった。
ミュージアムで、ペーパーウェイトを見て、お花の部分のクオリティの高さを見たときから。
それでも、どこかしら、海外のペーパーウェイト作家さんと、作りが違って、独自な作り方も入れてはるんやろうなあと、ところどころ感じるところがあったので。
今まで、気になるから、クリスのDVDも買ってみた。
そういえば、以前神戸で、クリスのデモも見た。
電気炉の作り方のワークショップを、10年以上前に受けたりもした。
その時に作った電気炉は、あちこち、自力で修理した。
いろいろな電気炉を見るにつけ、押さえるとこさえ押さえてたら、基本シンプルな構造だなあと思ったりもした。
近藤直美さんに、口頭でやり方を聞いて、スタンプサッカーを買ってみた。
人生の楽園の中で、一瞬だけ出てくるインケースのシーンの録画も置いてある。
ペーパーウェイトの道具の通販のページを見て、うんうん考えてみた。
結果、スタンプサッカーを予熱する良い方法が思いつかずに、放置している。(^^;
それもこれも、これで作れるよ的なセットが売られている昨今なんだから、それを買ってしまえば、予熱の部分は解決するはずだ。
そこを二の足を踏んでいるといえば、二の足を踏んでいる。
そう、買った甲斐があるほど使うのか?ってところに、Yesといえないから。(^^;
このスタンプサッカー、何とか予熱できんやろか?
そんなケチなことを考えながら。
さて、それを踏まえて、例の本を見てみよう。
行間から、いろんなものが見えて来る。
やっぱり、相当、試行錯誤してはるんやろうなあって、そういうところが、何となく見えて来る。
仮に、クリスがワークショップをしていたとして、それを受けたとして。
クリスの仕事が、一朝一夕にできる訳がない。
だって、クリスには、積み重ねてきた時間がある。熟練って感じやもん。
とまあ、そんなこんな。
習ったまんまで、ホイホイ作れないよねえ。
何らかで、情報を得た上で、実際に作る段で、いろんな問題を、あれこれ工夫で何とかしてきて、今の磯谷さんのペーパーウィトがあるはずで。
そういう工夫みたいなものが、良く見ると、画像の端っこに写っているかも知れへんってことですよ。
何度か見ていた画像を、ボンヤリ見ていると。
ふと、そうか~、そういうことか~みたいに、思いがけないところに納得していたりする。
さて、その電気炉問題を解決できたとしよう。
↑スキューバダイビングのツアー2回分くらいの料金で、バキューム関係の既製の道具をそろえることができるはず
その上で、磯谷さんの本を見て、なるほどねえと思えるところがある。
そう。
酸素バーナーがなくても、インケースのペーパーウェイトが作れるって事が、既に、磯谷さんによって、実証されているのさ。
そう。
普通なら、あの「もや」に悩まされて、無理そうって、思えるわけで。
やっぱり、エアバーナーで作るなら、これで、あの「もや」は解決できる。
この頃、節電の流れで、エアバーナーなら、コンプレッサーの消費電力が少なくて済むもんなあって思ったんだけど。
ただ、カンザシヤドカリを、エアバーナーで作るには、やはりあの「もや」の問題が、引っ掛かってくるなあって、思案していた。
で、思った。
あれなら、行けるかもねえ。
そんな、アホなことを考えていたこの頃。
↑酸素バーナーで、ジェネレーターをやめて酸素ボンベで作れば、電力要らないのに(^^;
今日、本を開いてみて。
やっぱり、このインケースを見ていると、できることは間違いないらしいって、あらためて思った。
↑カンザシヤドカリは、インケースではないです
↑↑というか、まだ、インケースやってないし
ま、そんなこんな。
作家さん本人が、自分の作品として発表しているもの、そのものについて書かれている本というのは、見ていると、行間にいろいろなものが見えてきて、おもしろいです。
刺激を受けて、いろいろ考えてしまいます。
やっぱり、スタンプサッカー・・・・・・
↑また、アホウなことを考えている(^^;
ま、どんな本でもですが。
本を買うのが、好きなんです。
買った瞬間、やってくる、ワクワク感。
ああ、幸せ。
↑読まずに積んである本もたくさんあったりする(^^;