キナリガラスのCシリーズのクリアを、使ってみました。
クリアのみ、キナリさんです。
他の色は、サタケの鉛とソーダ。
とりあえず、大成功です。
鉛ガラスでは、やや冷めかけたところに熱くて柔らかいガラスを乗せると、白いもやが入ってしまいます。
これって、失透のようです。
つまり、やや冷めかけたガラスの表面には、目には見えない結晶ができているということ。
なので、さっと焼いて表面の結晶部分の温度を上げると、結晶が溶ける。
鉛ガラスって、足が長い(一度溶けると、柔らかくて作業できる状態が、長い)し、失透しやすいのは、仕方がないなあって思う。
ところが、つぼみでは、さっと焼いたくらいでは、どうしても、もやが残る。
パーツの段階で、めちゃきれいに洗ってみてもダメ。
ホンマに、どうにもこうにも、もやが取れない。
透明な玉なので、どうにも気になって仕方ない。
で、つぼみをとんぼ玉に埋めるという作品では、もやに悩んで、ついには、モレッティで作ることにしてしまった。
そして「もや」は解決。
ただ、サタケガラスで作っていた頃とは、色味が全く違い、全く別物の作品になってしまった。
そこは、まあ、そんなものかなあと諦めていた。
ところが。
あるとき、そうだ、キナリさんを使ったらどうだろうと思った訳です。
と、そんなわけで、試作。
つぼみの形が、いまいちアバウトなつくりなのは、見なかったことにしてもらって。
つぼみパーツは、薄いクリアで覆われた状態で完成し、たまに入れたときに、この表面のクリアの部分に、「もや」が入っていましたが。
全く入っていません。
すばらしい!
という訳で。
最近、モレッティで作っていたつぼみは、キナリガラスのCシリーズで作ることになると思います。
Cシリーズって、広義ではソーダガラスって認識だったので、使ってみて、柔らかいのに驚きました。
ちょっと、この柔らかさに慣れないと、形が取れないかも。
ああでも。
これで、「あの頃作っていた色のつぼみ」のイメージに近いつぼみをまた作れるかもしれません。
ガラスが違うので、まんまの色身にはならないかもしれないけど。
モレッティでは、全く違ったものになってしまっていたので、随分、私が本当に作りたかったイメージに近くなるんじゃないかなあと思います。
↑完成するのは、もうちょっと時間がかかりそうですが
↑↑先に、キヌガサタケの追加生産をする予定なので