そう、ランちゃんは、悪食です。
意地汚い???
いや・・・・・
全てを食べるわけではなくて、ドライフードを拒否することはある。
フードを食べたくなさそうにしておきながら、道端のおかしなものは食べようとする。
犬を飼っている生徒さんに聞いてみると、結構いろんな物を食べるんだそうだ。
特に、室内犬だと、人間が食べているものを欲しがったりして、フード以外のものを貰うチャンスが多い。
その点、ランちゃんは、今どき少数派?の、屋外犬なのだ。
↑寝起きは、倉庫兼住居の土間だけど
なので、徹底してフードだけにできる。
そう、しろちゃんのときは、犬の育て方の本に、人間のご飯をやってはいけなくて、管理されたフードだけのほうが良いと書かれていて。
それなのに、当時元気だった祖母が、ご飯に味噌汁をかけてやっていた。
かわいそうだからって。
塩分多いし、栄養が偏っている!
って、いくら言ってもダメでした。
そういう意味では、しろちゃんの時に実現できなかった、人間のご飯をやらないっていう管理ができていることになる。
でも。
その後、本屋さんでちらっと立ち読みをしたり、ネットで、酵素のサプリメントのサイトを見たり、いろいろなことがあって、考え方が変わってきた。
ドライフードを見て、思う。
いろんな材料を配合して、クッキーみたいに焼いてあるんやろうなあって。
何だかねえ。
人間用のついでに、塩分を入れてない段階の材料を、あれこれごった煮にして、ご飯にかけてやった方が、いいような気がして来た。
ある程度、栄養バランスの許容範囲にできたら。
で、冷ましてから、生野菜もトッピングして。
フードは、時間と共に、酸化する。
刻んだり焼いたりしている間に、失われる栄養もある。
きっと、鮮度が良い物っていうのも、良いんだろうなあ。
と、道端の草から木の実から花びらから、得体の知れない物まで、食って食って食いまくるランちゃんを見ていると、そんな気持ちになるこの頃だ。
そういう意味では。
しろちゃんは、新鮮な米を炊いたご飯を、祖母によって与えられていたわけで。
そのついでに、いろんな食べ残しも貰っていた。
焼肉のタレには、少量のタマネギや香辛料も入っていたけど。
毎回は無理にしても、たまには、素材が何か分かる食べ物をやるっていうのも、きっと良いんだろう。
ちょっと素材が多目で、塩分カットのネコまんま。
そんなことを、弟に言うと、珍しく賛成してくれた。
日ごろは、犬に手を掛けようとすると、あきれた顔をされるのに、手づくりごはんなんて、場合によってはご大層に聞こえることに、賛成とは、ちょっと意外だった。
しろちゃんが、ネコまんまをおいしそうに食べていたからだそうで。
たまに、ランちゃんにも、こっそり魚の皮とか、人間の食べ残しをやってみると、うまそうにだべるからとも言っていた。
なるほど。
そんなわけで、ネットで、犬ごはんの本を注文した。
面倒なことは、きっと長続きしない。
手抜きの限りを尽くした、塩分カットのあれこれ入ったネコまんま、しかもランちゃんの鼻にかなうにおいのするものを目指そう。