さて。
先日も書いた、油話。
ここしばらく、嵌ているのは、植物油脂が入っていない、おやつを探すこと。
そして、今まであんまり食べてなかった、サバの水煮缶でできる手抜き料理を探すこと。
↑サバ缶と言えば、味噌煮か味付けを、そのまま食べる感じだった
まあ、何もかもダメダメって言うと、きっと続かない。
今は、植物油が入ってないおやつで我慢しているけど、どこまで我慢できるんだろう?
どっちにしろ、今まで、ポテトチップスやクッキーや、その他いろいろいらない物を食べ続けていたのを、少なくできる動機になったら良いかなあと思う。
本を読んだ時に、薄々想像してたけど、これほど何もかも、植物油が入っているんだなあと改めて思った。
加工品に、植物油とだけ書かれていた場合、一体どんなものが入っているのか?
これは、生徒さんに聞いて、なるほど~と思ったことなんだけど。↓
まず、加工品の原料として使うなら、メーカーとしては、日持ちがするものが都合が良い。
サラサラの油にたくさん入っている不飽和脂肪酸は、不飽和なだけに、二重結合のところが酸化されやすいので、日持ちがしない。
一方で、あんまりサラサラしていない油は、飽和脂肪酸と言って、炭素の結合手が、全部水素などで埋まっていて、酸化されにくいので日持ちがする。
とすると、安価な、サラサラしてない油を、使っているだろう。
さらに、パイなどは、もともと、強力粉を水で小ネタシートに、バターを織り込んで作る。
また、ケーキの生地などは、サイコロ状のバターを小麦粉に入れて、混ぜ込んで行く。
これが、サラサラした油だと、パイ生地を折るような作業がしづらく、ケーキ生地だと、小麦粉にサラサラしたのを投入するとダマになりやすい。
なので、やはり、バターみたいに、作業温度では、ほどほどの硬さの固形のものが使い勝手が良い。
そう考えると、パーム油または、パーム油などを加工した、マーガリン、ショートニング、ファストスプレッドなどを使うのが、都合がいいでしょうねって、想像だった。
ふむふむ。
入ってそうやな、リノール酸。
「だったら、サラサラした油で、ケーキ、クッキー、パイは、作られへんの?」
「粘土を増すためのキサンタンガムなどの添加物を入れたら、作れるでしょうね。」
たとえば、手作りのお菓子を作るのが趣味の人の場合、ケーキやクッキーの生地を作るときに、ダマにならないように混ぜる工夫をすれば、作れるはずだ。なんか、そんなレシピ本を、以前買ったことがある。
↑興味本位で買ったけど、お菓子作りはしません(^^;
パイの場合は、どうかな~?って思うけど。
結局、大量に機械が作る物は、人間のように、どうにか工夫してサラサラの油を良い状態に混ぜるというのに、対応してないよね。
添加物や油に関心をちょっと持ってみると、なるほどなあって思ったりする。
機械が混ぜても、そこそこいつも同じ状態に混ざるように、機械を通るのに必要な硬さにそろえるために、などなど、きっと、機械の限界を補うために入れられている物も多いんだろうなあ。
さて。
リノール酸の多い植物油脂の摂り過ぎを避けたい場合、そして、クッキーやケーキを食べたい場合、どうすればいいんだろう?
結論は、手作りする。
↑無理
または、パティシエが、作ってすぐ並べて早く売り切る、そして、そこそこ原料にこだわっているようなお店で買えばいいんやな。
究極、手作りや、それに近いものは、一番の贅沢ってことや。
うんうん。
まあ、庶民やから仕方ないし、自覚はしているけど。
なんか、安っぽいものに囲まれて暮らしているなあ。
そして、安っぽい原料で、細胞膜が作られている。
ああ・・・・・・(TT)
ウチの生徒さん、結構何でも自分で作ってしまう人が多くって、そういう人って、あらためてすごいと思う。
手作り。
その贅沢って、GDPとかに反映されてない、ホンマの豊かさやなあ。
あ、油の話でしたね。
ま、良いか。