突然ですが。
今まで一緒に仕事をして来た、弟が、7月いっぱいで工房を抜けました。
8月以降は、私一人の活動に戻ります。
弟は、今後は、時間がある時に、ごくたまに、とんぼ玉を作って、ネット通販にアップするくらいかなあと言っていました。
まあ、いわゆる、副業がとんぼ玉作家ですね。
ここ数年、業績回復のため、いろいろジタバタして来ましたが。
ここで区切りをつけることになりました。
最初、鍵石でアクセサリーの販売を始めた頃は、沖縄のガラスショップは、琉球ガラスのコップなどが主なもので、アクセサリーはほとんどありませんでした。
沖縄に限らず、ガラスショップも数少なかった。
早い時期は、良かったんですよね。
そこから、作り手は増え、ネットショップなんていうのも登場して。
今となっては、SNSが、販促のための重要なツールにもなり得て。
時代の変化に、対応できなかったんですねえ。
敗北宣言ってことになります。
今後のことを考えても、続けようはなかったのか?なんて疑問もある訳ですが。
もしかしたら、あったかもしれない。
ただ、それって、可能性としてはあるけど楽なことじゃないよねって、いろいろ動いてみて、そこが見えてしまったということです。
何事も、早い時期は、早い分有利です。
フュージングなどのガラスアクセサリーも、とんぼ玉も、今となっては作り手が増えました。
今後を考えると、早い時期の、がんばればなんとかなるという感じではなくて、ちゃんと「ビジネス」っていう切り口で考えることができるかどうかというのは、重要なんだなあとつくづく思うこのごろです。
でもね。
「そんな状況でも、生き残る人は生き残るからね」
って、先日、とある人が、電話口で言った。
良い奴なもんで、いつも、やんわり調子を合わせてくれているような気がしていたけれど、なんだか、ちゃんとした一言が返ってきて、見直した。
明日から、何を作ろうか?
どうせなら、自分自身を心から楽しませて、見る人がワクワクできる物を、形にしたいです。
それって、何なん?
私1人だけなら、1か月くらいなら、教室収入だけでもとりあえず生きては行けるので。
ゆっくり考えます。