父が退院しました。
元の介護施設利用に戻るということで。
ところが。
入院している間に、利用者さんが増え、以前のように利用できなくなっていたのでした。
しまった。
もともと、緊急避難的に、とても高い頻度で利用させてもらっていたので、仕方ないのですが。
で、ちょっとしたきっかけで、この入院からの転院なら、近所で長期療養が可能だったかもしれないことを知り、早まったかと、葛藤してしまいました。
まあ、今も、ちょっとだけ、そう思うのですが。
でも、その場合、父は、基本的に預けたままになり、もう家に帰ってくることはないってことでもある。
今日、デイサービスの利用から、夜、帰って来ました。
好きなものを買ってきて、食べてもらいました。
さすがに、あの手この手だったので、内容はともかく、ずいぶんいっぱい食べてくれました。
でもな~。
いくら出来合いを買ったお総菜とはいえ、お総菜をほとんど食べず、「ちくわ」を一番食べたのは、複雑やな。
そして、昔から好きで食べていたスナック菓子。
あ、リンゴとイチゴも食べました。
カロリー的には、けっこう良い線行ったと思う。
孫たちが、「じいちゃんお帰り」って、言って顔を見に来てくれた時、寝てるんだか、起きてるんだかで、ちょっと反応が悪かったです。
がっかりさせたかな?
でも、反応が良い時は、ほんまに反応が良い。
「北播磨(総合医療センター)の住みここちも、慣れてみれば、なかなか良かったことない?」
これには、やや小さいながら、はっきりと、「うん」。
「リハビリの人、Nさんな、タジカさん、お昼ご飯は車いすで食べましょうか?車いすの方が良いですか?とか、タジカさん、その前に、足伸ばしましょうか?って、言うてくれたったやんな。」
これには、とてもはっきりと、「うん」。
「エエ人やったな、優しいて。」
「うん」
すごい、すごい反応の良さ!
気に入ってるのは、傍で見て分かったけど。
「それと、あのかわいい看護師さんな。若い小柄な人な。タジカさん、もう一口食べましょうか?はい、あ~、って、ご飯食べさせてくれたやろ、可愛かったな。」
「うん」
おお、やっぱり、可愛い看護師さんも、気に入ってたんやな。
ご飯食べさせるときに、しっかり様子を見て、じっと我慢強く、一口咬んで呑み込み終わるのを待って食べさせてくれた。
見た目かわいくておとなしそうやけど、ほんまに、しっかりした看護師さんで、可愛いからだけじゃないと思うねん、気に入ってたのは。
もちろん、可愛かった。男やったら惚れそうやで、みたいな。
他にも、いろんな看護師さんや、STさん、栄養士さんにも、お世話になった。
担当の看護師さんが、食事について、本当のところの私の希望を聞いてくれた。
おやつくらいしか食べてくれなかったけれど、本当は、食事で、タンバク質源をしっかり摂って欲しかった。果物の缶詰から繊維は摂っている。でも、エンシュアという栄養補助剤は、ビタミンやミネラルは入っているけど、タンパク質はほとんど入っていなかった。
それに、みなさん、ちゃんと答えようと、がんばって下さった。
で、食欲が戻って来た。
薬剤師さんは、初日に話しただけですが。
入院前には、朝に、認知症の薬を2種類、寝る前に、入眠剤と安定剤を飲んでいました。
その前は、朝に認知症の薬を一種類と安定剤、寝る間に入眠剤と安定剤だったのですが。
認知症の薬を増やして、あさの安定剤を減らせた。
本当は、夜の入眠剤と安定剤も、なくて行けるなら、なしにしたかった。
というのは、どこの介護施設でも、多くの方が、入所の初期には環境の変化によるストレスで、不穏な状態になるものだと聞いたから。もしかして、その時期を過ぎていれば、そろそろ要らないんじゃないかと、思い始めていた。
それを話した。
でも、初日に、もう一度確認に来られた時に、「慣れない入院で、夜寝られなかったら、かえってかわいそうなので、やっぱり、入眠剤と安定剤、処方してください」って、いうことにした。
退院時、夜の入眠剤と安定剤を、もう飲ませなくて、問題なく行けていることを知った。
途中で、なしにして様子を見てくださったんだそうだ。
最初だけ、少し不穏な日があったらしい。
でも、しばらくすると、問題なく行けたんだそうだ。
ご飯を食べさせるべく、奮闘してくださった看護師さん、STさん、栄養士さん、めっちゃ頑張ってくれはったもんなあ。
で、薬剤師さんも、ちゃんと、こちらの希望を聞いていて下さったんや。
それと、リハビリのNさんも、すごくやさしくて、父の扱いも上手だった。
ほんまに、快適な入院生活でした。
病気で痩せ細った物の。
機嫌よく過ごしてくれ、快適だった感じているらしく。
案ずるよりは、産むが易し。
いや~、すごい。
なんか、北播磨の○階△側フロア、ほんまにサイコー!
ただ、退院時。
最初に、介護抵抗と声を出すことに警戒し過ぎたため、長らく(非常に快適な)個室だったため、お支払いの際に、フトコロには激痛が走った。
↑私のフトコロじゃないけどね
でも、結果的に、4人部屋でも適応できた。
とある病院で、正直、そのレベルの言いようは、医師として問題あるやろう?って、酷いことを言われ、すっかり、自分も母も、精神的に追い詰めた時期があった物の。
うん。
がんばったら、行けた。
まあ、あの酷いことを言われたからこそ、警戒し過ぎて、結果的に実際の入院時に、父に対していろいろ頑張れたんやなあ、とは思う。
これから、母のケアマネさんを決めたり、退院後のあれこれの段取りがあったり。
父の今後の介護施設の利用の細かいところを、様子を見ながら、臨機応変に変えて行ったり。
まだまだ、あれこれありそうですが。
もう一度、父を家に連れ帰ってくる。
その目標は、達した。
嬉しいです。