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とんぼ玉作家ガラスのさかなの「タワゴト日記」

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見つけてしまうと、怒りが湧いてくるのだった・・・・・(TT)

 先日、テレビでやっていた本を検索した。
 調理法で、9割の栄養が捨てられているだかの内容で。
 あ、これ、買うの忘れてました。

 その本を探した流れで、もっと気になる本を見つけ、注文しました。
 「高齢者の摂食嚥下サポート」という本で。
 もう中古本しかなかったので、中古本を注文。
 2件のレビューが入っていたのですが。
 そのうちの、1件の内容を読んだだけで、すごく共感して、速攻購入した。

 とりあえず禁食というのは、ホンマに疑問。
 カロリーが足りないからと言って、ブドウ糖の点滴に頼ることも疑問。
 嚥下に関して、安全策を取って、咀嚼機能が残っているのにどろどろの物に切り替えたことも、全く納得できてない。

 正直、その時代の常識的な範囲というのがあるのは仕方ないし、限界もある。
 江戸時代なら、軽い肺炎でも、死んでいたかもしれないんだから、そりゃ、今の方が進んでいるし幸せ。
 でもなあ。
 でもなあ。
 でもなあ。

 医療関係の方々には、いっぱい感謝してる。
 理学療法士さんのすごさに、いっつも、感激する。

 一方で。
 食べられないと、ブドウ糖の点滴。
 ブドウ糖の点滴で、血糖がやや高めに維持されたら、空腹感が来ないはずや。
 それは、糖質制限で得た知識があって、気づく。
 で、母の悪循環を断つため、許可を取ってあった食べ物の持ち込みをした。
 サンドイッチとアイスクリーム。
 添加物、リン分他、一見、良くない食べ物。
 でも、これを一定量食べたら、食べなかった際のブドウ糖の点滴を、一回、回避できる。
 多い時は、一日3回のブドウ糖の点滴。
 これでは、おなかがすくわけがないと思う。
 一方で、ブドウ糖の点滴は、血管を痛める。
 そのため、繰り返すうちに、点滴も入りにくくなって来るという。
 そこは、病院の人に確認した。
 ということは、これは、長い目で見た時に、ずっと継続できない方法だということになる。
 その悪循環をどこかで断つ必要があると思った。
 それに、口から食べないということは、拒食症と同じで、消化器官を衰えさせるはず。
 糖質制限で言われる、絶食すると筋肉が痩せるという話。
 絶食というのは、どういう状態を、体が絶食とみなすのか?
 ブドウ糖が入っていれば、大丈夫なのか?
 血管を痛め、食欲を奪い、ブドウ糖以外の、体を作るための栄養が摂れなくなる。
 ものすごく焦った。
 母に、サンドイッチとアイスクリームを持ち込みつつ。
 点滴を嫌がる母に、点滴をやめるためには、口から摂るしかないし、点滴に頼ったら、その方法はいつまでも使えず、体を衰えさせる一方で未来はないことを、まじめに説明した。
 ある日、母が自分で点滴用に置いてある針を、引き抜いてごみ箱に捨てていて。
 慌てて、看護師さんに回収してもらった。
 お掃除のおばさんが怪我でもしたら、大変。
 そのあたりから、食欲が回復してきて、点滴の必要がなくなって、ほどなく退院となった。

 父に関しては、咀嚼機能があるのに、安全策と言って、極小刻みに変えられた。
 介護施設に移すまでの3週間足らずの間に、完全に咀嚼を忘れていた。
 なるたけ、恨みは口にしないことにしたけど。
 だって、何らかで、医療者と介護者のつながりがあって、あんまりいうと、どんなふうに感じられるか分からないし、ヘンなプレッシャーを、今お世話になっている人にかけることになると思ったので。
 でも、レビューを読むと同時に、怒りが沸き起こった自分がいて、そう、この恨みは、正直一生忘れないと思う。

 とりあえず禁食。
 禁食というのも、分からないではない。
 食べて、消化すること自体、消化器にとっては運動しているってことで。
 ホンマに全身が弱っているときには、休めてあげた方が良いこともある。
 でも、一週間も禁食か?
 その間に、絶食していたら、筋肉が落ちる。筋肉が落ちる。
 そう考えると、ものすごく焦燥感があって。
 それでも、病院では、ありふれたことなので、医療者にとっては、普通のことで。
 私の焦燥感と、温度差を感じた。

 今も、良く分からない。
 ほんとは、オーダーメード医療であってほしい。
 この人は、予定道理の期間、禁食を継続。
 この人は、早めに切り上げ。
 そういう、個々の状態に応じて、早めに口から摂れる人には、口から食事をとらせてほしいと思うことはある。

 点滴もそう。
 ブドウ糖、脂肪、タンパク質の点滴があるんだって。
 脂肪の点滴は、動脈硬化を進めると言われていて、あまり、されることはないんだそう。
 タンパク質の点滴は、特定の疾患に対して行われるんだって。
 なので、カロリー摂取を目的にした場合、一般的には、ブドウ糖の点滴。
 その一般的な方法以外を望んだ場合、そういうことをやってくれる、特別なところを探すしかないんだそうだ。
 でもな。
 ブドウ糖は、タンパク質の糖化(アミノカルボニル反応)によって、血管を痛めるし、全身のタンパク質でできた組織を傷める。
 だから、糖尿病って、怖いんやん。
 脂肪の点滴だって、どんな脂肪酸の構成かで、動脈硬化が、それほど進まないこともあり得るでしょ?
 結局、そこまでこだわった脂肪酸構成の点滴は、作るのに原価がかかるもんな。
 タンパク質というのは、正確には、アミノ酸の点滴ってことだと思うけど。
 ブドウ糖よりは、作るのに原価がかかるし、劣化しないための管理が、大変なのは想像がつく。
 ブドウ糖は、結局、原価が安くて、管理がしやすいんだろう。
 そこは分かる。
 だったら、原価の問題だと言ってほしい。
 ブドウ糖が素晴らしいからではなくて、オトナの事情だと、正直に説明してほしい。
 飽くまで、ここに書いていることは、私の個人の推測なので、正確さには欠ける可能性がある。
 でもな。

 でもな。
 いろんなモヤモヤだってある。
 とりあえず、今の介護施設は、口から食べることをがんばって下さっている。
 口から食べるためには、モチベーションだって大事。
 おいしいということだけでなくて、日常が、何となく幸せ。
 だから、おなかがすいたから食べようかなって、気持ちになってほしい。
 今の施設は、周囲には、他の利用者さんや施設のスタッフさんの気配があって。
 いろんな人に関わってもらえて。
 父は、機嫌が良い。
 例えば、メニューが管理栄養士さんが作ったメニューだから、栄養的にパーフェクトかどうか?よりも。
 食べる意欲が湧くから、おなかがすいたから、食べる。
 そういう、人間らしい何かを、大事にしてあげたい。
 どんなに、栄養学的にパーフェクトでも、そもそも、食べなければ、数値目標を達せてないやん。

 そういう、日常の小さな幸せを感じながら生きていることが、長生きかどうかよりも、ずっとずっと大事なことだと思う。
 孤独を感じないで、穏やかに日々を過ごしてほしい。
 きっと母が利用していることも、プラスに働いていると思う。

 母が歩いている所を見たい。
 これだって、実際に歩くかどうかではなく。
 歩く日を見ようと、日々を過ごすことが大事なんだと思う。

 病院の、地域医療連携室の看護師さんが、私におっしゃった。
 「すみませんね。どうしても、治療主体になってしまって。」
 そう、食べることに関しての価値観は、人によって、ほんとにまちまちで。
 食べることは、単に食べることではないと思う。

 そうそう。
 母の食事制限に、「リン」の制限がある。
 リンは、過剰摂取になりやすい栄養素で、リンを過剰摂取すると、カルシウムと結合して、体外に排出されるため、カルシウム不足、骨粗しょう症を招く。
 透析患者の場合は、特に、リンの過剰摂取には注意が必要らしい。
 で。
 リンは、タンパク質を摂ると、一緒についてくる。
 生命活動に付き物の栄養だけに、仕方がないらしく。
 でも、お肉や魚などの素材からのタンパク質に含まれるリン分は、カルシウムもある程度一緒についてくるようで。
 むしろ添加物に含まれる、メタリン酸ナントカとか、ポリリン酸ナントカとか、そういう物の過剰摂取の方が、余計に問題なんだそうで。
 へ~。
 まあ、リンの制限だけに目が行くと、栄養のバランスを崩しやすいので、リンをコントロールするお薬も上手く使いながら、神経質になり過ぎずに行きましょうって、担当の看護師さんからのコメントをもらった。
 へ~。
 っていうか。
 コーラは、リンが多いらしく。
 飲んじゃダメな飲み物で。
 だったら、骨粗しょう症になりそうな、細っこい女優さんがコマーシャルしてる場合じゃないと思うんだけどなんて思っていた私でしたが。
 ねえねえ。
 だったら、加工食品に頼って、タンパク質をガンガンに摂っている、糖質制限者って、リン分の過剰摂取から、骨粗しょう症になったりはしないのん?
 いや~!
 チーズケーキ愛用者だった私。
 まずくないですかねえ?
 思いがけない、糖質制限の落とし穴に気づいてしまった、数週間前なのでした。

 安全策。
 その名のもとに、機能低下を引き起こす手抜きが、正義とされる。
 まあ、家で介護していては、そこまでできないしな、とか。
 他のデメリットで、寿命を縮めるかもな、とか。
 もちろん、病院で、してもらえるあれこれに、感謝はしている。
 医療保険も、いっぱい、使わせてもらったうえでのことなわけだし。

 でもな。
 安全策という名の手抜きを、安全と呼んでほしくない。
 そんな本音だって、本当は、隠し持っているんだ。
 あ、ここで、書いてるやん。
 隠してないし。(^^;


by glass-fish | 2017-08-18 23:30 | その他のタワゴト