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とんぼ玉作家ガラスのさかなの「タワゴト日記」

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骨休めのはずが、交通事故の目撃者になったのだった

 工房に行った物の、バーナーに火をつける意欲が湧いてこず、ぼんやり座っていると、そのまま、椅子に座ったまま、一時間以上寝てしまった。
 それが、数日前のこと。
 さすがに、介護疲れというか、雑用疲れというか。
 この意欲の湧かない感に、危機感を感じた。
 前にもこんなことがあった。
 会社員の頃。
 鬱の前段階みたいな感じ。
 これは、早めに休んでおいた方が良い、そう思った。

 と、そんなこんなで。
 骨休めのため、母に、介護施設に2泊してもらった。

 時間に追われず、土曜日を過ごした。何をしたか、あんまり覚えてない。
 で、8日、日曜日。
 まあ、母が帰ってくる夕方まで、まだまだ余裕があるし。
 初めて、甥の野球の試合を見に行くことにした。
 なんてったって、今日の試合は、母校なので、自転車で行けてしまうのだ。
 車で行って良いか、聞くのを忘れていたので。
 30年以上、踏み込んでいない、母校のグランドなのだった。

 バックネット裏で、試合を見ていたんだけど。
 テレビで見ていると、試合運びって、めっちゃ分かりやすいんだけど。
 選手と同じ目線の高さから見ると、慣れてないと、分からへんねんやなあ。
 ↑ヘンな驚き。
 しかも。
 ネットがあるから良いとして、硬球が飛んでくるのって、めっちゃ怖い。
 そんなスリルも楽しみつつ。
 まあ、甥は、何をしててもカワイイさ。
 うんうん。(^^)
 ↑試合、ちゃんと見てるんか?
 甥のチームが、気持ちよく勝ったのを見届け。

 高校のすぐそばの市営の駐輪場に止めた自転車に乗り、家路についたんですけどね。
 赤信号なので、止まって待っていた。
 ↑私は、西から東へ向かいつつ、東向きに立っていた
 目の前を、左からやって来た軽トラが、直進でもなく左折でもない、その中間のあたり目がけてギュウウウウンと、加速するのに気付いて。
 ああ!角の昔タバコ屋だった建物に激突する!
 と思ったけど、少し左にカーブする軌道を描いて、タバコ屋を避け、空き地に突っ込んで、急な角度でスピンして、正面がこっちを向いた。
 軽トラの前に、人が自転車ごと挟まっている!
 引きずられてたんや!(TT)
 どこから?
 けっこうな距離。
 「救急車!」
 思わず、叫んでた。
 信号が青になったので、道を渡り、そこにいた男の子(後で聞くと、中学生だった)2人に駆け寄って。
 男の子が、通報していたんだけど、場所の説明ができないので、電話を替わると、110番通報だった。
 場所の説明をして、すぐに切り、自分の携帯で、119番通報した。
 車に挟まれた男の子は、東からやってきた通りかかった車の人たちが、助けて、軽トラの前のところから引き出されていて。

 とまあ、衝撃的な場面に出くわしてしまった。

 まず、警察が、続いて救急車が到着して。

 男の子たちの話と、私が見た物を総合すると、こうなる。
 男の子たちは、左側通行で、自転車で北から南に向かっていて、信号が青になったので、道を渡り始めた。
 そこへ、北から東向きに、軽トラが左折して来て、先頭の男の子に当たった。
 いわゆる、左折の巻き込み事故になった。
 その時、軽トラの運転手が、アクセルを踏んでしまったがために、タイヤが左折の向きに向いたまま加速し、通常の左折の軌道よりも、大きなアールのカーブで、かなりのスピードで走って、たまたま空き地に突っ込み、空き地が土だったからなのか、挟まれた自転車が土につっかえたからなのか、急にスピンして止まった。

 後で考えると、震えが来た。
 あの場所が、たまたま空き地だったから、何にもぶつからずに止まったんだ。
 不幸中の幸い。
 もともとは、駅からすぐの交差点の信号なので、昔は、建物が建て込んでいた。
 建物に激突してたら、男の子は、生きてなかったかも知れない。

 運転者は、高齢の女性で、何が起こったのか、理解できていないようだった。
 というか、事の重大さを、いまいち、まだ理解できていないようで。

 男の子には、意識があった。
 ただ、背中の右側に、シャツ越しにできた、たくさんの擦過傷ができていて、打撲もあり、頭には瘤が、右ひじもすりむいていた。
 救急隊員の人が、頭を動かさないよう、指示していた。
 鞭打ちにはなっていると思う。
 擦過傷も、打撲も、冷静になると、痛んでくると思う。
 痛々しかった。

 とんだ三連休の遠出になってしまったね。
 近所の子かと思ったら、けっこう遠くの中学校の子達だった。

 救急車が来たことで、私自身、ホッとした。
 だって、通報したら、電話を受けた人が、傍によって、怪我があるか聞いてとか、言うんやもん。
 信号が赤で、すぐには渡れなかったし、あの状況で、怪我してない訳ないやん!
 早く、救急車出して!
 って、めっちゃ焦っている私がいた。
 電話の向こうで、救急車がもう出ましたと言っているのを聞いて、それでも到着するまで、長い時間に思えた。
 2か所ある消防署の内、ここなら、市役所の隣にある方から出たら、道一本で来られるはずなのに。

 通報の際には、さすがに地元民なので、場所の説明は的確にできたとは思うけど、その前に、手が震えて、119番を押しそこなった。
 ただ、躊躇わず、119番通報できたのは、救急づいている、この一年の経験値やなあと思った。
 去年の夏から、母が2回、父が2回、救急搬送されていたので。
 必要なら呼んで良いんやなって、思えていたせいかも。

 で、一日明けて。
 警察から、追加の事情聴取のための連絡がないということは、あの子は、怪我で済んだということらしい。
 とりあえず、良かった・・・・・・ってことやんな。

 で、めっちゃ安全確認に神経をとがらせて、ナーバスな運転をする私がいた。
 ホンマに。
 どんな時でも、冷静でいられる自信は全くなかった。

 なんだか、骨休めできたのか、できなかったのか、良く分からない一日になったのでした。


by glass-fish | 2017-10-10 01:59 | 日常