キュービックジルコニアを、ボロシリケイトガラスに、入れてみました。
割れました。(笑)
何の笑いかというと。
ある意味、推測通りだったから。
キュービックジルコニアは、組成式が、ZrO2という、二酸化ジルコニウムの結晶です。
ネットで検索すると、熱膨張係数が、7.9〜11.0、単位は、「1℃につき、10のマイナス6乗」でした。
単位、どうやったら、数字の右肩の、小さい字が出せるか分からなかった‥
ガラス工芸の世界で使われている馴染みの書き方だと。
79〜110ということになります。
何で幅があるのかは、不明。
色など、含まれる不純物によるのか、同じもので、温度域で違うのか。
融点が、2700℃なので、酸素バーナーで作業して、溶けたボロガラスに触れても、溶け出したりはしない。
熱膨張係数が、ボロより大きいので、徐冷の際に、キュービックジルコニアの方が、ボロより、大きく縮み、ガラスと引っ張り合うはず。
その場合、中心に向かって引っ張られるボロは、むしろ割れにくいだろう。
ただ、キュービックジルコニアの方が、ボロに外に向けて引き裂くように引っ張られた時、キュービックジルコニアの強度が弱ければ、ジルコニアの方が、割れるかも知れない。
というのが、予想でした。
キュービックジルコニアには、クラックが入り、ジルコニアとボロの境目は、くっついていたのに、剥がれてしまっています。
予想通り。
でも、キュービックジルコニアに強度があったら、割れないかもという期待は、外れました。
まあ、そうやろうな。
オパールまで入れてみようと考えるアメリカ人が、キュービックジルコニアが入るなら、とっくに入れた作品が出回ってるよね。
と、変なところで、納得するのであった。
オパール、注文するか。
あ、オパールの組成を考えるとね。
と行きたいところですが、時間がないので、またの機会に書こうかな。