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とんぼ玉作家ガラスのさかなの「タワゴト日記」

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マーブルを作ってみました

 ふく蔵さんの作品展のためのアクセサリー、作ってます。
 で、ふと、気分転換に、マーブルを作りました。
 つぼみのパーツを、いくつか作って、作業台の上に置いていたので、多分、何年も前に作って置いておいた、葉っぱのパーツと一緒に使って、マーブルを作りました。

a0163516_20003996.jpg
 画像では分かりませんけど。
 マーブル、デザインがシンプルな割には大きいです。
 パーツ段階では、つぼみ、そんなに大きい感じはしてなかったのですが、マーブルに仕立てると、レンズの効果があるので、拡大されてとても大きく見えます。
 それでも、とりあえずやってみて、それでそれなりの物が形になったことは、とてもうれしいです。
 時間ができたら、マーブルに、じっくり取り組みたいです。
 以前は、いつか作りたいけど、現実的なレベルでは考えていない感じでしたが……
 やっと、じっくり取り組んだら、何かはできそうなところに来た気がします。

 そうそう。
 ふく蔵さんのDMに、このブログのアドレスをのせたので。
 ガラスマーブルというのは、ガラスの球体です。
 いわゆる、ビー玉も、マーブルに含まれます。
 球体の中に、いろんな世界が閉じ込められています。
 アメリカでは、ずっと前から盛んに作られていて、コレクターもいらっしゃるとか。
 カタログなどの書籍も、出版されています。

 実は、今回のふく蔵さんから、耐熱ガラス(ボロシリケイトガラス)に、ちょっと本気で取り組み始めました。
 耐熱ガラスは、熱変化による割れが起こりにくいため、立体を作るのにも向いています。
 とんぼ玉のように丸い物は、熱変化で割れてしまいやすいソフトガラスで作っても、ちゃんと作れば、割れにくい物を作ることができます。
 でも、ソフトガラスで立体を作ろうとすると、割れない物、強度のあるものを作ろうとすると、相当技術力が問われるし、強度に関しては、それでも、耐熱ガラスの方が、もともと高いようです。

 さらに、立体だけでなくて、マーブルのような大きな球体を作ろうとしたとき、やはり、耐熱ガラスの方が作りやすいと思います。
 熱い球体を、ポンテと呼ぶガラス棒の先につけて作業をするのですが、最後にこのポンテを切り離して、切り離した後の凸凹を滑らかに鳴らす作業が、耐熱ガラスと酸素バーナーという組み合わせの方が、やりやすいこと。
 透明のガラスがきれいなこと。
 この2つが、私がマーブルのために、耐熱ガラスに取り組もうと考えた理由です。
 そう、今回、やっぱり真面目に耐熱ガラスに取り組むことにしたのは、マーブルを作りたかったからです。

 一方で、ソフトガラスでやりやすかったことが、耐熱ガスで難しいこともあります。
 オールマイティなガラスがあるなら、みんな、それを使うはずですもんね。
 一長一短、あると思います。

 でも。
 全然、世界が違う。
 おもしろいです。
 日々、作っていて、おもしろくて仕方がないです。
 耐熱ガラスの世界も深くて、ブロー(吹き)は、難しくて、まだまだヘロヘロで、完全に初心者レベルです。
 作品という意味では、ブローまでするかどうかは、まだ分かりませんが・・・・・・

 立体が、比較的安心して作れることは、ほんとうに、世界が広がった感じがします。
 色も、かなり違った感じの物が作れます。

 その辺のところも、楽しんでいただけたらなあと思います。

 あ、このマーブルの中に入っているつぼみも、不思議な色でしょう?
 銅発色の赤です。
 たまたまですけど、2つともそうです。
 特に、濃い赤の方は、もっと鮮烈な赤だった筈が、どんどん発色が進んで、渋くて重たい感じの赤が出ました。
 薄い方は、銅と銀の発色みたいですね。
 その辺も、ボロならではですかねえ。


by glass-fish | 2018-03-31 20:34 | とんぼ玉作品・ガラス作品