高砂市で開催されている椎葉佳子先生の硝子ジュエリー展に行って来ました。
在廊される最終日の午後に、スケジュールが空いたので、急ぎお出かけ。
こんなに赤裸々に書いていて良いのか?って話もあるのですが。
実は、前回、2年前ですが、とあることで、ちょっと腐っていまして・・・・・・
椎葉先生とギャラリーの谷名さんに愚痴ってしまい、大変ご迷惑をおかけしました。
その辺は、ちょっと吹っ切れて行けたと思います。
吹っ切れたとは言いつつ、吹っ切れた後の作品作りがまだなので、ホンマの解決というか、ホンマの意味での自分の答えは、まだ形にしてない。
何で腐っていたのか?
作った物を売る際に、自分自身の物もそうなんですけど、他の方も含めて。
何故売る時に、こんなに苦戦しているのか?
自分はともかく、他の力のある作家さんの作品も、そうらしい。
まあ、不景気ですからね。
20年以上やって来て、というか、ここ2年は、モラトリアムなことになっている気もしますけど。
不景気を言い訳にはすまいと、ずっと思ってきたけど。
とんぼ玉に限らず、いろいろ、現実は厳しいことになっていて。
で、この2年、なんだか止まっていたような気もしつつ、それでいながら、何かの時にいろいろ考えることもあったりして。
思うようになったんです。
お客様だったり、プレゼントしようと思うお友達だったり、どんな形でも、作品の向こうに誰か人がいる限り、結局は、コミュニケーションなんだろうなあって。
漠然と、2年前に腐っていた答、言葉にすれば、そういうことなんだと思います。
内容的には、いろんな人が言ってきたことで、新しさはないのかなって気がしてきましたが・・・・・・
例えば、作品の向こうにいる人が、何を求めているのか?
それを市場調査みたいに、どんなのが欲しいですか?って聞いて、希望通りに作るのか。
違うよね、きっと。
それでも、何か心に響くものを形にする何らかの努力はいる。
↑ああ、言いつくされた陳腐な内容だという気もして来た
じゃ、現実的に、何をどうするのん?ってことになる。
ま、それが分かれば、苦労はしないですけどね。
椎葉先生は、作品の向こうにいる誰かとのコミュニケーションをきっと大事にされているんだろうなあと、今回も思って拝見しました。
それから、「ギャラリー集」は、移転して、めっちゃ良い感じになっていました。
前の時も、良い空間だなあと思ったのですが。
新しいのは、ほんとに居ついてしまいそうな空間です。
非日常をくれる。
会期は、日曜日までです。
興味のある方は、ぜひ、お出かけくださいね。
ギャラリー集 〒676-0805高砂市米田町米田372-4
黒の倉庫風建物と書かれていますが、キューブっぽいおしゃれな住宅みたいな感じで、前に駐車場があって、玄関のところに看板が出てます。
8月4日~12日 11時~18時。
と、ここで、話は横道にそれて、そのまま戻ってこない方向に行こうとしている。(^^;
コミュニケーション。
どんなのが欲しいですか?って、具体的に聞く。
で、聞いたままに作るのか?
で、ビッグデータの話を思い出すのです。
世間の人の行動や好みを、データとして集めてくる。
スマホのアプリや、検索システムのワード、監視カメラなどの人の流れそのもの。
そこから、世間の人の好みを見つけて、未来に流行るトレンドを集めて来よう。
この話、ちょっと、考えてしまいます。
個人情報を勝手に吸い上げて、そこのモラルがなんていう方向性の問題は、今回はどなたかにお任せするとして。
その手法そのものに関する疑問。
この頃。
服を買おうとして、著しく不満が溜まる私です。
実は、というか、実はでもなくてバレバレかもしれませんが。
糖質制限で、Mサイズが入るようになって、あ、この頃油断してややリバウンドしてますが。
服を買うのが楽しくて仕方なかったんです。
でも、この頃は、不満が。
いつまで、カーキとネイビーばっかり売っとるんや!!!
もう飽きた。
勘弁して。
赤みの効いた上品なブラウンとか、ちょっと締まった感のある濃いグリーンとか。
シックなので着やすいけど、カーキでもネイビーでもない、おしゃれな色って、あるやろ!
この感じ。
まさか、市場調査に頼って、世間の人の動向に引きずられ過ぎて、世間はネイビーとカーキが好まれているとか、寝ぼけたデータをもとに、次のトレンドを予測した結果じゃないでしょうね?
世間の人が、そればっかり来ているのは、それしか売ってないからや。
はよ、他の色、出せ!
ああ、どんどん口が悪くなる。
ホンマに、最近、心底飽きた。
ネイビーとカーキ以外の色を売って欲しい。
地元のイオンかユニクロで済ませようとするから、こんな羽目になるのか?
でも、GAPも、似たようなもんでした。
そう、ビッグデータの予測。
それって、閉じられた有限の空間のデータを、際限なく再利用してしまう結果になりかねないと思うんです。
今まで知られている物の内側の物しか予測できない。
そのデータをもとに分析し、その結果から、データを取った有限な空間の外側にある答に結び付けて行ける力、それこそが、真の創造性なんじゃないのかなあと思うんですよね。
そこやな。
言い尽くされた議論の、言い尽くされた答えのような気もしますが。
何を求めているのかと聞かれても、明確に答えられないけれど、この世にない物で、目の前に示されたら、見た人の心がちゃんと心が震える何か。
それを探すこと。
それが、答なんだろうなあと思います。
っていうか。
またまた、話を大きくして。
そんなもの、見つけられるんでしょうか?
いやはや。(^^;