5月18日(木)に、神戸国際宝飾展2017に、行って来ました。
仕事もしました。(^^;
会場に着いてすぐに、トルソー、リングスタンド、アクセサリーポーチなどを買いました。
あ、あと、チューブネックレスとかも。
それから、最初の買い物のブースの周りにある、工具や機械などのブースを見ました。
めっちゃ面白かったです。
↑あとで書きます
それから、趣味のルースを買いました。
今年は、少なめですね。
まず、「パイロープ・スペサルディン ガーネット」です。
メールアドレスに使っている、パイロープを、やっと入手。
ガーネットなのに、明るい色なんです。
そして、「スペサルディン・パイロープ ガーネット(カラーチェンジ)」。
太陽光と、蛍光灯の下で、普通のガーネットよりは、色が変わって見えるんです。
今回は、パイロープガーネットにハマりましたね。
そして、「コーベライト」です。
コーベライトと書かれていると、神戸で摂れた石だと思うじゃないですか。
聞いてみると、アメリカのコロラド州の鉱山でかつて採れていたそうで、その鉱山は、もう閉山してしまったんですって。
ずっと前からおじさんちで持っていた原石を、今年カットして持って来たんですって。
神戸だから。
だそうだ。
紛らわしい。(^^;
というか、ちゃんと、トークで釣らないと、おもしろさが伝わりませんよ。
去年、このブースで、「ソノラサンセット」と「キングストンコングロメレート」を買ったんです。
調べてみると、ソノラサンセットは、キュープライト(銅鉱石)でした。
コングロメレートとは、礫岩のことらしく。砂岩が、砂が凝集した石なんだけど、もっと大きめの礫つまり小石交じりの物が凝集した石。
でも、このコングロメレートは、見たところ、金属銅とか銅の酸化物などの小石が凝集している。
と、その流れで、コーベライト。
別名、銅藍石、コベリン。
成分は、硫化銅(Ⅱ)、銅の硫化物です。
アメリカって、銅がたくさん摂れるんですね。
インディアンジュエリーで有名なターコイズも、銅の化合物ですもんね。
という訳で。
去年に引き続き、銅つながりで、買っちゃいました。
コーベライト。
藍色で、金属光沢があります。
きれいです。
で、またですか?
オパールを、2個。
セール品の、ボールダーオパール。↓
数年前に、買ったのと、同じ原石からカットしたんだと思う。
数年前のは、この細くて白っぽいオパールの部分に遊色が出てました。
これは、遊色なしなので、セールなんですね。
そしてピクチャーメノウ。↓
風景は好みなんだけど、横向きなところが使いにくい。
眺めるだけだから、問題なし。
十勝石(黒曜石)、カボッションカット。
そんな高い石ではありません。
でもま、一個欲しかったんです。
シルバーリング、ロジウムメッキ、キュービックジルコニアのメレが、埋め込まれています。
ヤモリのリング。
この手の生き物系って、もともと、あんまり興味ない人なんだけど。
時々、いますよね。
めっちゃ好きな人。
彫金をちょっとだけかじった時のお友達とか、教室の生徒さんとか。
で、お買い得価格だったので、つい、買ってしまった。
もともとは、上の葉っぱのすかしにメレのキュービックジルコニアみたいな方が、大好きなんです、ほんとは。
とまあ。
楽しくお買い物をしました。
って、タイトル、まったく関係ないやん。(^^;
「宇宙」ブームの昨今。
あ、私、宇宙にハマった時期もありましてね。
M42の写真、撮りました。
よく撮れていると、先輩に褒めてもらいました。
天体写真も、年々レベルが上がっていたらしい、あの頃。
「この出来やったら、数年前なら、『天ガ(天文ガイド)』に載せてもらえたレベルやな。」
わ~い!
めっちゃ嬉しかったです。
すみません、マイナーな自慢です。
宇宙ブームなのか、オパールブームなのか、真偽のほどはさて置き。
やはり、目についてしまうのです。
1つ目と2つ目の画像のガーネットを買ったブースで、「合成石」ばっかりを集めてある一角があり。
ありました。
「クレサンベールオパール」の「ファセットカット」の石が。
色味としては、モリオさんちのオパールで、「ミント」と呼ばれている色かな。
「あの~」
ブースのおじさんに聞いてみました。
「私、ガラス工芸をやってるんですけど、ガラスに人工オパールを封入するのが流行ってまして。」
「そうらしいね。」
「宇宙ガラスというのが流行ってましてね。」
「宇宙ガラス」
とまあ、そんなこんなで。
クレサンベールオパールとは、京セラの合成のオパールです。
というか、クレサンベールというのは、京セラの合成の宝石のブランド名なんですね。
人工オパール、ある方向から見ると、線が入って見えるのが特徴です。
おじさんによると、「沈降法」という方法で、作られているからなんですって。
遠心力で、引っ張られて、降り積もるように作られるから、線になる。
私がおじさんに聞いたのは。
「線が見えたら、素人でも、人工か天然か、見分け付きますけど、線が見えない方からきれいにカットされていて、ジュエリーセッテッィングの時に、線が見えないようにセッティングされていても、見る人が見たら、見分けがつくんですか?」
おじさん、即答。
「つかへん。」
何と!
そりゃまあ、水分を含むか含まないか以外は、全く組成が一緒で、遊色が見えるメカニズムも、回折による物で。
分かりませんか、プロでも。
へ~!!!
「で、その球形の人口オパールを惑星に見立てて、背景に銀による星雲みたいな背景を作った物が、流行っているんです。」
「それを、宇宙ガラスと呼んでるわけか。僕はまた、宇宙開発のために作られたガラスのことかと思ったわ。」
「何ですか?それ。」
なんでも、おじさんによると、NASAだったかが、宇宙空間で過酷な状況に晒されても割れないガラスというのを開発したらしく。
ガラスは、不純物が入っていると、そこから割れてしまう。
そこで、ガラスのバッチの段階で、ガラスの本来の素材も、不純物も、すべて、ナノレベル(?)くらいに、細かく砕いておき、そのバッチをガラス化させると、不純物も、ナノレベルなので、割れにくいガラスになるとか。
「宇宙ガラスと聞いたら、ピンと来たのが、そっちやな。デザインの話か。誰かが、そのデザインに、勝手に名前を付けた言うことやな。」
「そうですねえ。」
私は、モルダバイドかテクタイトを、連想されたのかと思った。
↑モルダバイドは、隕石がぶつかってできたガラス、テクタイトは、隕石の成分を含んでいる物
と、思いがけず、宇宙開発のガラスの話を、教えてもらいました。
ナノですな。
流行の。
宇宙話は、ちょっと、心が躍る。
そして、オパールの輝きも。
人工オパール。
球体などの、角がない方が、封入はしやすい気がする。
でもなあ。
ファセットカットは、やっぱり美しい。
うん。