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とんぼ玉作家ガラスのさかなの「タワゴト日記」

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寄り道

 今日は、KCC三宮のとんぼ玉教室の日でした。
 いつも、時間に追われているので、そそくさと帰っていたのですが。
 ほぼ、初めて、寄り道をして帰りました。
 行き先は、「兵庫県立美術館」。
 阪神電車の岩屋駅が、最寄り駅です。
 ↑前にも、2度ほど行ったけど、遠いんですよ、駅から
 2月7日まで、「男鹿和夫展」をやっています。
 トトロなどの、背景を書いた人の原画展です。
 評判が良いと聞いたので、行ってきました。

 が、私は元々、会社員時代のクラブで油絵を描いていたにも関わらず、絵を見る忍耐力が、あんまりありません。
 過去、見に行って感動したのは、ルイス・C・ティファニーのランプシェード展などの、工芸関係で。
 絵画で感動したのは、東山魁夷さんくらい。
 日展とか見に行くと、意識が朦朧としてきて、フラフラになっているのがオチなんです。

 というか、入り口に、「入り口まで、何十分」と書かれたボードを見つけて、冷や汗。
 平日で良かったよ。
 入場まで、0分でした。

 さて、今日の展示会は。
 ふらふらしました。
 やっぱり。(^^;

 入り口は、「侍ジャイアンツ」からでした。
 なつかし。
 幻魔大戦とかもありました。
 入り口近くは、あまりにも人がたかっていたので、遠目に見て、スルーしましたが。
 幻魔大戦は、もうちょっと、ちゃんと見とけば良かった。
 人が多すぎて、引き返せませんでした。
 菊池秀行原作の、幼獣都市の背景の原画の前で。
 「ストーリーを知らないからね」
 と、おハイソな奥様連れが、話されていましたが。
 知らん方がエエと思うで・・・・・・(^^;
 私も知らんけど、原作者からして、ドロドロゲロゲロで血みどろの伝奇&バイオレンスじゃないかと思う。

 やはり、映画を見たものについては、共感しやすくて、楽しいものが多かったと思います。
 うんうん。
 知らない物語の背景でも。
 明るい夕焼け空と、その下の影になったところの暗さが対照的で、影の部分に、ウリ科の葉っぱが茂っている風景とかは、どこかで見たなあと、記憶とシンクロしました。

 不思議なもので、やけに引かれたのが、雨の風景でした。
 地面に水がたまっていて、向こうの景色が写りこんでいて、遠景は雨にかすんでいます。
 学生の頃、同好会の友人たちと出かけた悪天候の丹後半島で、雨と霧にかすんだ松林の風景の美しさに感動したのですが、その景色を思い出しました。

 出口で、図録を買おうとして、長蛇の列に、ぐったりでした。
 でも、1階のミュージアムショップでも、ポストカードと図録は売っていて、ぬいぐるみなどのグッズを買わないなら、こっちの方がエエやん。
 とりあえず、図録を買って、家に帰ってから、記憶を引き出すことにしました。
 なんちゅ~か、ヘタレな脳ミソで。
 気に入ったものだけをかいつまんで見ないと、強い印象を受けた、印象がぼやけるのが嫌で。

 疲れたけど、見ておいて良かったです。
 見てたら、水彩画を描きたくなりました。

 ま、ワガママを言わせてもらうなら。
 こんなにたくさんではなくて、2割くらいの点数が、もっとスカスカに展示されていて、客が少なかったら、尚良い!
 ↑ホンマに、身勝手やで(^^;
 私の脳ミソのキャパからして、多すぎです。

 ところどころで、絵の前に立って、深呼吸している自分に気付きました。
 ああ、脳ミソが、心地よいと言っているんだ。
 そういう時は、周囲が人だらけな現実も、すっかり忘れていたりして。
 そんなお気に入りが、いくつかありました。
 また、図録をゆっくり見ながら、反芻しようっと。

 あ、ひとつ、面白かったのは。
 背景画は、水彩なのですが、その上に、セルにセル用絵の具で描いたセル画が乗っかっているものが、だいぶありました。
 セル画のほうは、やはりアニメちっくなタッチなので、それが妙に装飾的に見えて、とんぼ玉に生かしたら面白そうなんて、ちょっと職業病な私の意識が登場したりして。

 世界には、水彩画の優れた作品がたくさんあると思うのですが。
 ここに描かれているのは、「日本の風景」で。
 日本人にとって、心の引き出しの中にある記憶と共鳴する風景が、たくさんあるのだと思います。
 それが、宮崎アニメに乗っかって、世界の人に見てもらえていることは、とても素敵なことに思えました。

 でも、疲れた・・・・・・(^^;
 ↑人混みに向かない田舎者なのだっ!
by glass-fish | 2010-01-28 00:04 | その他のタワゴト