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とんぼ玉作家ガラスのさかなの「タワゴト日記」

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2010年 03月 31日 ( 1 )

電気炉・・・・・・

 カンザシヤドカリくん?の玉が、芯から外れたのは、つい先日。
 日記にも書いたわけですが。

 カンザシヤドカリくんの玉、結構、銀箔とか、金属がたくさん入ったガラス(ダブルへリックスとか、ライヘンバッハといったメーカーのガラス)などを使っていまして。
 いわゆる、「コロイド発色」によって、色が出るガラスです。
 ま、サタケの金赤やピンク、紫といったガラスも、金赤の色味は、コロイド発色によるものです。

 例えば、銀のコロイド発色についていうと。
 高温で、銀箔をガラスに溶け込ませたときには、一旦、色が消えます。
 そこから、しばらく程よい温度で焼いていると、銀コロイドが大きくなっていくらしい。
 銀コロイドというのは、銀の原子(?)が、寄り集まっている状態で、いろんな物質の原子や分子といったものより、そこそこ大きい粒子になっている状態です。
 この粒子の直径によって、粒子に吸収される波長の光と吸収されない波長の光があるために、吸収されない色が、目に見えるというもので。
 粒子の直径が、波長の整数倍になる色の光が吸収されると、書いてあったと思います、確か・・・

 こういった、コロイド発色をする金属は、何種類かあるようで。
 金属の種類によって、どのくらいの温度で、コロイドが成長するのか、差があるようで。
 使われている金属の種類によって、発色のさせ方に、それぞれ、コツがあるようです。
 金、銀、銅は、コロイド発色します。
 ↑メダルみたい

 ま、平たく言えば。
 そういうガラスや銀箔を使った玉を作るとき、バーナーで焼いている温度や時間によって、また、電気炉で徐冷させる温度や時間によって、色が、刻々と変わっていくっていうことです。

 電気炉に入れっぱなしにしていると、どんどん、コロイドが成長していって。
 ま、銀発色に関しては、好みでない色になって行く。
 ということは、徐冷温度近傍の温度でずっとキープしている電気炉に、1つ、2つ、3つと、完成品を入れて行き、一日の終わりに、温度をゆっくり下げ始めたとすると。
 最後の一個は、そこそこ、エエ感じの色になる。
 が、しかし、先に作って、長く入れっぱなしだった玉は、哀しい色になってしまうのであった。(TT)

 今日は、弟が電気炉を使わない日だったため、フュージング用の中くらいの電気炉2台にも、玉を各1つずつ入れて、その1つのためだけに、1つの電気炉を徐冷に使った。
 ま、そんな訳で。

 玉一つくらいが入る、小さい電気炉が、3台くらいあったら良いのになあ。
 しかも、横からぱかっと蓋があいて、ステンレス棒ごと突っ込めるのが。
 ↑あの、七宝用の電気炉は、予熱には良くても、冷めるのが早いので、大玉の徐冷には不安
 いえ、ただの、夢と希望と、妄想です。(^^;

 ま、そんな都合の良い電気炉、自分で作るしかないでしょう。
 作れると思うよ、きっと。
 ただ、どれだけ苦労して、どれだけ時間がかかるか?
 始めたことを後悔するのは、目に見えているさ。
 忘れよう。(^^;
by glass-fish | 2010-03-31 01:09 | とんぼ玉・ガラス