今日、とある郵便物が来ていました。
ずっと、ガスと酸素を買っているガス屋さんが、営業を終えられるということでした。
このエリアの大手に、事業を譲渡されるということで。
今後は、大手のガス屋さんから、買うことになります。
担当者の方は変わらないとかで、若手の従業員さんは、大手に移られるようです。
ま、それは良かったとして。
アベノミクスの円安のため、事業継続が困難になったんですって。
まあ、資本主義は、競争社会やし、致し方ないんだろうなあとは思います。
経営者の方も、リタイアして楽隠居に早すぎるというわけではないので、まあねえ・・・・・・
寂しいなあは、個人的な感傷にすぎません。
中学校のそばに、昔からあって、知り合いのおばさんも一時期事務員さんとして働いていた。
ガスを買うようになるずっと前から、そこにあったもんで。
時代が変わっていくよねえと、感じる、そんな部分も含めて。
エネルギーのありようは、これからどんどん変わっていくんだろうなあという気がします。
アメリカでは、シェールガスが出て。
ヨーロッパに天然ガスを供給していたロシアが、あわてて日本に接近中みたいなニュースも、やっていた。
日本の近海の、深海には、メタンハイドレードが、たくさん埋まっているらしい。
メタンハイドレードって、メタンに水素が結びついて、常温でガスになるべきものが、ドライアイスみたいに個体になっている状態なんだとか。
メタンって、ほぼ、イコール、都市ガス。
なんだか、その辺の動きも激しくなって。
もしかしたら、もっとスムーズに、価格の安いメタンガスが手に入る可能性があるかもしれない予感がします。
そしたら、原油の供給を、中東に頼っている状況からも、自由になれそうな・・・・・・
すると、世界の力関係も変わって来そうな。
ただ、手放しに喜べないのは、シェールガスも、メタンハイドレードも、燃やすと、大気中の二酸化炭素の量を増やすもので、地球温暖化が、加速するかもしれないこと。
その点、原発は、二酸化炭素を増やさない。
それは、真実です。
だた、二酸化炭素が十分増えた地球上で、二酸化炭素を減らす努力をせずに、ガンガン発電したら、温暖化を加速することは、間違いない。
その上、二酸化炭素と違う、人間のDNAの構造から壊してしまう、とっても恐ろしい素材を使っているし、そんな怖いゴミも出る。
何より厄介なのは、その半減期が、人間の物差しからしたら、気が遠くなるくらい、長いこと。
ガンガン発電したら、その総量が、とんでもないものになること。
二酸化炭素とは、次元の違う、恐ろしさがあります。
人間への影響を考えると、背筋が凍ります。
地球温暖化をどうにかするには、一つには、増えてしまった二酸化炭素を減らす必要がある。
ずっと、安心して使い続けるエネルギーとしては、再生可能エネルギーしかないと思うんだけど。
最終的には、「再生可能エネルギー≒バイオエネルギー」だと思う。
すぐには無理でも。
ある程度の期間で、そうなるように、視野の中には、ちゃんと入れておく必要性があると思う。
正直、人間には扱いきれず、何か起こった時の結果の重大性を考えると、原発は、本当に、終息させていく時期だと思う。
シェールガスにしろ、メタンハイドレードにしろ、過渡期の一時しのぎと考えた方が良い。
そこで時間稼ぎしつつ、ちゃんとバイオに移行しないと、未来は暗い気がする。
いや、バイオに移行することで、新しい産業が生まれるはずやと思う。
考えようによっては、バイオというのは、日本にとって、有利にも見える。
なぜなら、太陽光を受けることができる面積が大きいから。
陸地は狭くても、海が広いから。
荒唐無稽な想像をしてみる。
海の上に、バイオエネルギーを生み出す微生物を育てる浅くて広大なプールが、ぷかぷかと浮いている。
プールのフレームが太陽光にキラキラ輝いて、プールそのものは、微生物が太陽光を吸収して、黒々と見えている。
そんな、未来都市のようなSF的な光景を描いてみる。
でも、そういえば、ジャイアントケルプを養殖しようっていう案もあったなあ。
そしたら、閉じた系にしなくても、海水の中で育てるための、つないでおく筏があればいい話になる。
ただ、セルロースだったかが、固くて、エネルギーとして使いやすい形に加工するのが大変で、その技術が確立しないと使えないとか。
私は、公費を投入するなら、そっちにして欲しい。
「公共工事で無駄遣い」は、もうエエで、と思う。
安倍さんの考え方とは、どうも、ことごとく、対立する、私の理想。
想像だけど、彼は、既存の物、見えている物、従来のやり方、慣れ親しんだ理論、そんなものの延長でしか、ものを考えない人のように思う。
確かに、実行力という視点から考えたとき、既存の物の方が、手近さ感があって、時間も費用も読みやすい。
でも・・・・・・時代が変わっているのに、未来は見えない。古臭い。
日本が元気だったころ、まだ、形にならない夢を追いかけて、実現してきたんじゃないのか?
海の物とも山の物とも分からない物を、形にしたからこそ、強かったんじゃないのか?
何かをしようとするとき、成功を約束されている物なんてない。
成功を約束されない≠失敗する、だと思う。
成功すること∈成功を約束されていないこと、だと思う。
成功をしたければ、成功を約束されていないことをはじめないと、成功できないと思う。
宝くじを買わなければ当たらないのと一緒で。
いや、日本が元気だったころに見習うとしたら、日本が元気だったころに開発した結果ではなく、未知なるものを開発しようと努めた物事に対する姿勢の方じゃないのか?
安倍さんは、元気だったころに生み出した結果を、ありがたがっているように思う。
元気だったころの日本をけん引していた人が見たら、どう思うだろう?
自分たちは、もっと気概があったけどって、失望しやしないかしらん?
私としては、そういうチャレンジの向こうに、本当に希望を見出したいけどなあ。
お金転がすだけでは、新たな付加価値も、本当の希望も生まれない。
新たな付加価値を生み出すもの、新たな産業、本当の希望、そういうものの青写真が、安倍政権のプランの中にないことが、実は、ずっと不満です。
憲法変えろってい言う前に、やることあるんちゃうん?
って、思う。
まあ、責任のない立場だからこそ、言える、SF的妄想に基づく、夢物語だったりするんでしょうけど。
まず、夢を見ないと始まらない、とも思うんです。
ああ・・・・・・
赤毛のアンに出て来たけど。
支持政党について、議論してはいけないんだそうだ。
ああ、書いてもた。
ちなみに、私、無党派です。
そういうのも、ずるい気がするこの頃だけど・・・・・・(^^;
ガス屋さんの営業終了の話でしたね、そもそも。
でも、きっと、今は過渡期だ。
その中の変化だ。
そう考えるべきものだと思うんです。
希望のある未来が来ますように。